中国でリーマンショック並みの破綻危機が起きるかもしれないというニュースが飛び込んでいます。この話は『へ~そうなんだ』という話ではなく、もし破綻通告が表明されれば、将来的に映画になるくらい大きな出来事なんです。
そんな大事件の立役者が、中国最大手の不動産会社『恒大集団』
恒大集団の破綻危機が公表された後、世界中の株価も大きく下落し、僕たちが大好きな仮想通貨市場も大きく価格を下げている状況となっている。
各株価の反発の見通しはまだ立っておらず、恒大集団が破綻するのか、それとも切り札を使い切り抜けるのかという点で世界の株価が大きく変化するかもしれません。
「中国版リーマン・ショック」発生か…!中国最大の不動産会社「恒大集団」破綻秒読みの深層
恒大集団が破綻しそうな理由について
恒大集団の破綻危機に関して、あまり詳しい事情を知らない人も多いと思うので、簡単に今回の事件を解説させて頂きます。
恒大集団の破綻危機の大きな理由は『負債』
中国ではここ数年、どんどん土地や不動産の値上がりが加速し、完全に不動産バブルと言われる時代に突入していた。そこで一番力のあった恒大集団だったか、その追い風はいつまでも続かなかった。
恒大集団は事業拡大に伴い、多額の負債を行っており、今月に入りその負債の返済能力が大きく疑問視される事となる。実際に恒大集団が所有する土地や建物の価値も値下がりしており、株価も大きく下落。恒大集団の返済能力に対しての不安は確信に迫りつつある状況。
恒大集団の今後について
恒大集団は今後、く破綻を免れる為のキャッシュフローを確立する為に保有する株、不動産、土地の売却を迫られる。その他には中国政府からの救済処置なども期待したいところではありますが、政府からの救済は小さいものになるだろうと予測されている。
恒大集団の破綻は中国だけに限らず、世界への影響も大きいので、簡単には破綻しない可能性もあるが、アメリカのリーマンショックと同じ流れなば、覚悟が必要かもしれない。
【解説】破綻危機 中国の不動産大手・恒大集団とは?をご覧下さい。
恒大集団の破綻により仮想通貨も下落する?
恒大集団の破綻疑惑が世界で報道された直後、ビットコインを含むほとんどの仮想通貨が10%以上の下落を見せた。
仮想通貨への投資は今は危険?
仮想通貨市場は直近で盛り上がりを取り戻しつつあったんですが、ここに来て更に大きく下げる事になれば、仮想通貨に対する不安を煽る形にもつながる。
となれば、仮想通貨市場に対する活況はかなり先送りになるかもしれない。仮想通貨の市場と中国の市場はとても関連性が高いので、仮想通貨への投資も今は控えるべき
日本株や米国株もこぞって下落
仮想通貨だけに限らず、今回のニュースで日本株、米国株も大きく下落し始めている現状。これだけ恒大集団の破綻は、すでに他国に影響しており、実際に破綻が起きれば、経済的悪化の波紋が波及していく事になる。